日米の為替政策、協調介入時から方針不変—片山財務相
片山財務相は9月8日の記者会見で、為替政策を巡る日米の対応方針は7月末の協調介入時から変わっていないと述べました。米財務省との緊密な連絡を維持し、秩序ある為替相場の確保に取り組む考えです。Reutersによると、円が7カ月ぶりの高値まで上昇するなかでの発言で、政府が急激な相場変動への警戒を継続していることを示しました。
為替政策と海外投資、航空・AI関連の大型資金調達、英国債、製薬、米株見通しという7つの重要な動きをお伝えします。
片山財務相は9月8日の記者会見で、為替政策を巡る日米の対応方針は7月末の協調介入時から変わっていないと述べました。米財務省との緊密な連絡を維持し、秩序ある為替相場の確保に取り組む考えです。Reutersによると、円が7カ月ぶりの高値まで上昇するなかでの発言で、政府が急激な相場変動への警戒を継続していることを示しました。
財務省統計によると、日本の投資家は8月に海外株式・投資ファンド持分を約1.3兆円買い越し、買越額は5カ月ぶりの大きさとなりました。一方、海外の短期債は1兆200億円、中長期債は1,430億円の売り越し。世界的な好決算を背景に株式への投資を増やす一方、金利上昇局面の債券を減らす資産配分の変化が表れました。
GE Aerospaceは、航空・防衛向け精密鋳造部品大手Consolidated Precision Products(CPP)を117億5,000万ドルで買収する契約を締結しました。70億ドルを現金、残額を新規借り入れで賄い、2027年後半の完了を見込みます。CPPは世界20拠点超で約6,600人を雇用しており、重要部品の内製力と供給能力を高める狙いです。
出典: GE Aerospace / Reuters / Wall Street Journal
英国債務管理局は、2056年償還の30年国債をシンジケート方式で42億5,000万ポンド発行し、再提示利回りは5.8168%となりました。比較可能な記録が始まった1998年以降で最高ですが、Reutersによると注文は850億ポンドを超えました。投資需要を確保する一方、高い借入金利が英国の財政運営に与える負担が焦点です。
Amazonは初の英ポンド建て社債発行に向けて主幹事銀行を選定しました。Reutersが確認した資料では、年限は3年、6年、12年、19年で、早ければ9月9日に市場環境を見ながら発行する可能性があります。調達額は明らかにされていません。AI投資の資金需要が膨らむなか、米ドル以外にも調達市場を広げる動きです。
出典: Reuters
Novartisは、筋強直性ジストロフィー1型向け候補薬del-desiranの第3相HARBOR試験が主要評価項目を達成しなかったと発表しました。会社は2025〜2030年の年平均売上高成長率5〜6%という見通しを維持。9月8日15時05分(日本時間)付のReuters記事では、株価は約9%下落し、時価総額約240億スイスフランが失われたと報じられました。
HSBCはS&P 500の2026年末目標を7,650から8,100へ引き上げました。9月8日20時53分(日本時間)付のReuters記事時点の終値から約4.9%の上昇余地を見込み、企業利益とAIインフラ投資の強さを理由に挙げています。HSBCは下期の1株利益成長率を25%超と予想する一方、投資家心理や株価評価には不確実性が残るとしています。
出典: Reuters