経済ニュースダイジェスト

2026/05/27(水)12:00 JST  |  号ID: 2026-05-27-1200

SK Hynixが時価総額1兆ドル突破 — 韓国から2社目の大台到達

韓国の半導体大手SKハイニックスの株価が5月27日に最大11%上昇し、時価総額が初めて1兆ドルを超えました。AI向け高帯域幅メモリ(HBM)への爆発的な需要が原動力で、同社株は2026年に入って200%以上の上昇を記録しています。これにより韓国はサムスン電子に続き1兆ドル企業を2社擁する初の米国外の国となりました。前日にはマイクロン・テクノロジーも1兆ドルを突破しており、AI半導体サプライチェーン全体への資金流入が加速しています。

米コンファレンスボード消費者信頼感指数、5月は93.1に低下

コンファレンスボードが5月26日に発表した消費者信頼感指数は93.1と、前月から0.7ポイント低下しました。市場予想の91.9は上回ったものの、現況指数が3.2ポイント低下の121.2となり、雇用・景況感の悪化を示しています。一方、期待指数は74.4と小幅に改善しましたが、景気後退の警戒水準とされる80を引き続き下回っています。イラン情勢に起因するエネルギー価格の高止まりが家計を圧迫しており、回答者の3分の2が物価上昇を理由に支出を抑制していると答えました。

マーベルとセールスフォースが27日決算発表 — AI投資サイクルの試金石

5月27日はAI関連の主要決算が集中する注目日です。カスタムAI半導体のマーベル・テクノロジーは引け後にQ1 FY27決算を発表予定で、市場予想はEPS 0.75ドル・売上高24億ドル。同社株は年初来100%超の上昇を記録しており、3月にNvidiaが20億ドルを出資したことも追い風です。同じく引け後にはセールスフォースもQ1決算を発表予定で、予想EPS 2.30ドル・売上高約112億ドルとなっています。半導体からSaaS まで企業のAI投資が実際の収益に結びついているかを確認する重要な節目となります。

人民元が6.78ドルまで上昇、中央銀行のスワップライン利用が2年ぶり高水準

人民元は5月27日時点で1ドル=6.78元台と堅調に推移し、過去12カ月で約5.5%上昇しています。背景には世界の中央銀行による人民元スワップラインの活用拡大があり、2026年第1四半期末の残高は1,116億元(約164億ドル)と2024年3月以来2年ぶりの高水準に達しました。各国がドル依存を分散する動きの一環で、人民元の国際的な利用が着実に広がっています。中国人民銀行は1年物LPRを3.0%、5年物を3.5%に12カ月連続で据え置いており、元高基調の中で金融緩和余地を温存する姿勢を示しています。

日経平均65,000円割れで小反落 — ドル円は159円台で膠着

5月27日の東京市場で日経平均株価は前日比0.25%安の64,996円と小反落し、節目の65,000円を割り込みました。前日に過去最高値65,158円を記録した反動で利益確定売りが優勢となりました。ソフトバンクグループは4営業日で約50%上昇した後も6%高と堅調でしたが、全体としては高値警戒感が重しとなっています。為替は1ドル=159.26円前後で推移し、前週の158.82〜159.21円のレンジ内で方向感に乏しい展開です。日銀の6月利上げ観測と米イラン停戦交渉の行方が引き続き注目されます。

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